雑誌などを見て、「吹き抜けって素敵!」と思っていらっしゃる方、多いのではないでしょうか?
でもその反面、アフターケアや、光熱費などが心配と思っていませんか?
そんな皆様に向けて、吹き抜けの上手な活用方法と避けるべき使い方についてご紹介します。
お客様の悩み解決に役立ててください。
□吹き抜けの上手な活用方法を2つご紹介します!
1)スキップフロア(同じ空間の中に少しずつ段差をつけたり、数段の階段をつけたりして、中2階や中3階を設けるつくりのこと)と吹き抜けを組み合わせる方法です。
こうすることで、吹き抜けの開放感に、スキップフロアの持つ魅力を付け加えられます。
設計も難しいという訳ではないので、かなり相性の良い組み合わせです。
双方を組み合わせ、中二階のような場所に書斎や子供が勉強するためのスペースを作ると、家族で団欒できる空間を創出できます。
2)キャットウォークと組み合わせる方法です。
吹き抜けは、シーリングファンや窓のメンテナンスに手間がかかるというデメリットがあります。
しかし、キャットウォーク(高所にあるネコの通り道のこと)と組み合わせることで、掃除やメンテナンスが容易になるのです。
窓が開閉できるようになれば風を取り込めるため、過ごしやすい環境を実現できるでしょう。
□避けるべき吹き抜けの2つの使い方を解説します!
1)周囲が壁に囲まれている状態の吹き抜けです。
吹き抜けは開放感が魅力ですが、周囲が壁に囲まれると、息苦しくなり、その良さが消えてしまいます。
間取りの際に注意することが一番ですが、対応できない時は、壁の位置を離したり、視線の抜けをつくったりしましょう。
2)吹き抜けの奥行きが少ない状態です。
奥行きがなくなると、一気に解放感が大きく減少します。
理由は、入り込んだ光がすぐに壁に当たるため、部屋の奥まで届かなくなるからです。
奥行きが狭い場合は、周囲を手すりにする等の対策が必要になります。
また、奥行きがあっても吹き抜けの幅が狭いという場合も残念なケースです。
双方のバランスが取れてこそ、吹き抜けの真価が発揮されます。
吹き抜けは、家の大きさとバランスを踏まえた上でつくると、実用性があり格好の良いものになります。
□まとめ
ここまで、家に吹き抜けをつくるか迷っている方に向けて、吹き抜けの上手な活用方法と避けるべき使い方についてご紹介してきました。
吹き抜けは便利ですが、バランスを間違えると真価が発揮されません。
家の構造をよく理解したうえでつくるようにしましょう。