Q:電磁波の中に静電気も含ませていると言うことですか?
A:専門的に言うと難しいので、簡単に省略して伝えます。
- 電磁波は電気の流れで起きる。 と、考えてもらえば良いと思います。
電気には、プライとマイナスがあることは小学校で習っていますね。
+と-決まっていて一つの方向に流れるのが直流、+と-が入れ替わるのが交流です。
関東では家庭へ送られてくる電気は50ヘルツ 1秒間に50回+と-が入れ替わります。
家電などを使う時、電池式(バッテリー)で使う場合は電圧が直流(DC)であるため電磁波はほとんど出ません(波のように変化しない)。→直流では電磁波は発生しません
太陽光パネルで発電する電気は直流なので、電磁波は発生しません。
しかし、コンセントから電気を使う場合は、交流(AC)に変換しているため、電圧が変化して振動します。 → 電磁波が発生します。
- 静電気は、電気が流れて発生する物では無く、絶縁体がこすれたときに発生します。
物質から電子が飛び出した状態です(- ) 電子をe- と表現します。
簡単に試すには、セーターにプラスチックの板をこすると静電気が発生します。
紛らわしいですが、電磁波と静電気は違うと思って下さい。
電気が流れて発生するのが電磁波、
物がこすれて発生するのが静電気
ここで、家庭内で電化製品の電気による電磁波を考えると、電気は交流ですので
電気が流れると電磁波が発生しているのです。
その電磁波が空気中を飛び回ると、空気の分子に当り空気の分子が帯電し、電子が飛び出すのです。 e- 電子です。
これが静電気です。静電気は近くの物体にくっつき帯電状態になります。
静電気はーですので+にくっつきます。
空気中に浮遊するハウスダストにくっつき帯電状態になります。
元々ハウスダストは目に見えないくらい小さいものですが、くっつき会うことで一定の大きさになり、質量が増えて重くなり床に落ちて、目に見えるホコリとなり成るのです。
ですから、朝部屋の掃除をして出かけたはずなのに
夕方帰宅したら、フローリングの上がホコリで白くなっている。
このような現象が起きるのです。
自然界の中でも静電気は発生します。
それは雷です。
積乱雲の中では、宇宙で起きているような分子や電子がいろんな状況でぶつかり合って静電気を発生します。
静電気が多く溜まると地球に放電します。
それが雷です。
このように静電気と、電磁波はにているようで、全く違う存在なのです。