注文住宅で二世帯住宅を建てる」と一口に言っても、3つのタイプがあります。
そこで、この記事では二世帯住宅の3つのタイプと、二世帯住宅にするメリットをご紹介します。
ぜひ参考にしてください。
□二世帯住宅における3つのタイプをご紹介します!
1、完全同居型タイプ
二世帯間の境目はなく、お風呂やキッチンも一緒の場所を使う昔ながらの同居タイプといえます。
通常の戸建て住宅と変わらないので、建築コストも二世帯住宅の中では安く、状況が変わって一世帯になるときでも改修工事をせずにそのまま住めるでしょう。
2、部分共用型タイプ
玄関は一緒ですが、フロアごとに親世帯と子ども世帯というように分けて居住する生活スタイルを実現できます。
フロアごとにお風呂場やトイレ、キッチンを設置して、顔を合わせたい時だけお互いの居住スペースを行き来できるので、程良い距離感を保てます。
3、完全分離型タイプ
お風呂場やキッチンだけでなく玄関も2つあり、別々の棟で居住するので、同居よりも隣同士と考えても良いでしょう。
居住スペースは完全に分かれているので親子とはいえプライバシーを守りながら生活したい方におすすめです。
電気やガス、水道代などの公共料金も世帯ごとに分けて支払えるので、将来一世帯になった場合は、空いている棟を人に貸しやすいでしょう。
□二世帯住宅にするメリットとは?
二世帯住宅では、小規模宅地等の特例が適用されるので、相続する土地の評価額が低く査定され、納税額が抑えられます。
親名義の家に同居している子供が相続し、相続税の納税期日まで住んでいれば、この特例の適用内です。
一定の面積を満たしていれば、住宅用の土地の評価額を最大80パーセントも減額してもらえますよ。
また、中古住宅を二世帯住宅にリノベーションする場合だと、不動産取得税の控除も受けられます。
一般的に、床面積50平方メートル以上240平方メートル以下の住居は、1,200万円の控除が受けられるとされており、二世帯住宅なら倍になるので2,400万円の控除を受けられます。
固定資産税においても、二世帯住宅で400平方メートルまでなら小規模住宅用地の条件を満たせるので、土地評価額が低く見積もられます。
さらに、経済面だけでなく精神面においてもメリットは大きいです。
親世帯が高齢になれば不安要素が増えますが、同居していれば毎日電話することも、忙しい合間を縫って出向むくこともせずに済みます。
また、定年退職をした後であれば、親世帯は家にいることが多くなります。
お子様がいるご家庭であれば、共働きをしても家に常に人がいる状況で子育てができるので、お子様も寂しくないでしょう。
介護が必要になったときも、今までの生活を急に変えることがないので、お互い負担の少ない介護生活を送れますよ。
□まとめ
この記事では二世帯住宅の3つのタイプとメリットについてご紹介しました。
注文住宅で二世帯住宅を建てようとお考えの方は、ぜひ一度当社ご相談ください。