結露はどうしてできるか?
結露はどうしてできるか?
冬になると、窓にビッシリ水滴がつく、これが結露です。
カーテンや窓の下部がビシャビシャと水浸しになって朝からうんざりしている人も多いのではないでしょうか。
身近なところでは、ガラスコップに冷たいジュースやビールを注ぐと、外側に水滴がつきます。
これも結露です。
結露が犯す悪行
結露がコップについても、たとえ窓ガラスにビッシリついてもそれだけなら、さほど大きな問題にはなりません。
しかし、結露が建物の構造躯体の中で発生すると少々やっかいなことがおきるのです!
建物躯体の中で発生すると、建物そのものを腐らせてしまいます!
建物を構成している柱や梁などに結露が生じると躯体の中が湿潤状態になってしまいます。
これが一定期間、排出されなければ
→木材などに腐朽菌やカビが発生し、腐ってしまいます。
→鉄骨の場合は、サビが急速に進行します。
→コンクリートであろうと容赦なく急速劣化させてしまいます。
どれほど緻密に計算されつくした頑丈な造りの建物であってもその家の構造材が劣化してしまっては意味がありません。
家屋の普段見えない基礎的な部分をダメにしていくのが結露なのです。
では、どんな条件が揃うと結露が発生しやすいのでしょう?
また、そういう環境は住む人にはどう感じるのでしょう?
結露は、空気中の湿度が高い状態で、冷たい外気と触れる場所に発生します。
高密度と内と外の温度差が原因になります。
真冬の窓の結露が、この発生条件に当てはまります。
して、湿度が高いほど、わずかな温度差でも結露が発生しやすくなります。
(例えば、気温27度、湿度80%の空気は23.2度の空気に触れると結露を生じます。この差わずか3.8度)
つまり結露が出る状況ならば、そこは高湿度だろといえます。
そういった場所はカビが繁殖しやすくなり、条件が揃えば一気に爆発的にカビが発生します。
カビが発生するとそれを好んエサとするダニも発生
そのフンや死がいが空気中に蔓延し、それらを吸い込むとアトピーやぜんそくのような症状がでる可能性が高まります。
以上を考えると
「結露の出る環境(家)は、湿度が高く、それに伴う弊害(ぜんそく、アトピー)が多い。人の生活環境としては好ましくない」と結論づけられます。
住まいの結露の対処法
できるならば、理想的な通気がなされ、常に快適な湿度を保てる家に住んでもらいたい。
しかし、今の住居で結露に悩まされている方にそんな悠長なことは言っていられない!
そこで!今すぐできる対処法とちょっと手間はかかりますがリフォーム案まで 【結露防止対策】をひとことで言えば「結露を作らないための発生条件を揃えないこと!」
①部屋を暖めすぎない
②外との温度差を少なくする
③室内の湿度を下げる
・部屋の中に洗濯物を干さないようにする
・除湿器やエアコンのドライ運転を活用する
④壁の内・外に断熱材を増やす
⑤窓ガラスを2重(ペアガラス)にする
・窓の内側にプチプチシートを貼る
⑥アルミサッシを2重または3重サッシにする
⑦内燃型ストーブの使用をやめる
・石油を燃焼させるストーブやファンヒーターは燃料が燃えた時に水分を発生し湿度を上げる原因になる
対処法で根源治療が理想的!
結露のある家は、健康にとって、非常に悪循環を起こす家です。具体的にはこんな負のスパイラルが
湿気がこもり結露が発生 →
結露が湿潤環境をつくりカビを発生(カビがアレルゲンとなる) →
カビをエサといするダニが大量発生(ダニもアレルゲンに)
ということで、
「発生した結露やカビをいかに処理するか」ではなく根本的にはじめから「結露もカビも発生しにくい家」
そんな理想的な家が「健康住宅「呼吸する家」」では実現可能なのです。
詳しい内容は書籍「健康住宅「呼吸する家」」でご確認ください。
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