家づくりを行うにあたって、どの素材を用いるべきか困っている方はいらっしゃいませんか。
そんな方におすすめなのが、無垢材を使用した住まいです。
この記事では、無垢材がもたらすメリットについて詳しく解説しています。
ぜひ参考にしてください。
□無垢材の特徴とは
無垢材は丸太から切り出したままの木材で、自然ならではの温かみを感じられるのが特徴です。
しかし、無垢材といっても樹種により特徴は異なります。
樹種は、広葉樹と針葉樹に大きく分けられます。
以下では、それぞれの特徴をご紹介します。
広葉樹はゆっくり成長するため、密度が高く固い素材のものが多いです。
よって無垢材の中では比較的傷に強い素材と言われていますが、その分高価である場合が多いです。
ナラやウォールナットが広葉樹の代表例として挙げられます。
一方、針葉樹は成長速度が速く、空気を多く含んだつくりになっています。
温かく柔らかい質感が特徴で、年を経るにつれて木材の色味が深くなります。
スギやヒノキが針葉樹の代表例として挙げられます。
□無垢材を用いるメリットとは
上記で無垢材の特徴についてご紹介しました。
家づくりで無垢材を用いる際、どのようなメリットがあるのか気になりますよね。
以下では、3つのメリットをご紹介します。
1つ目は、湿気と温度の調節ができることです。
無垢材には湿気を取り込んだり、放出したりする性質があります。
そのため、じめじめした夏では湿気を取り込み、乾燥した冬では湿気を放出することで住宅内を適切な湿度に保ってくれます。
また、無垢材には熱を伝えにくい特徴があります。
夏は暑い外気を住宅内に取り込まず、冬は温かい空気を外へ逃がしません。
これにより、1年中住宅内を快適な温度に保ちます。
湿気と温度の調節ができるため、光熱費の節約にも繋がります。
2つ目は、体に優しいことです。
無垢材は化学物質を含んだ接着剤を用いておらず、シックハウス症候群にかかる可能性が低いです。
また殺菌能力が高く、カビやダニなどに強いため、喘息を持っている方でも安心して暮らせます。
さらに、肌触りの柔らかさも体に優しいと言われる理由の1つです。
無垢材の柔らかさによって足や腰への負荷を少なくできるため、高齢者や子供でも快適に過ごせます。
3つ目は、心に優しいことです。
無垢材を用いた家では、自然素材ならではの温かみや木目の美しい色合いを感じられます。
それらは目に優しく、疲れた心を癒す効果があります。
また木の香りも感じられるため、ストレスを軽減できます。
□まとめ
今回は、家づくりで無垢材を使用するメリットをご紹介しました。
無垢材は湿気や温度の調節ができる上に、私たちの心身にうれしい効果をもたらします。
家づくりの際には、ぜひ無垢材の使用を考えてみてはいかがでしょうか。