横浜市は、坂の多い町 石垣で組まれた敷地がいたるところにあり崩壊危険を感じさせる場所も多々目にします。最近の異常気象や地震での石垣崩壊もテレビのニュースで頻繁に目にします。もし自分や知り合いににその災害の危険がが訪れたらどうしますか?

突然 私の携帯が

ツルル~ン ツルル~ン…

「はい 直江です」

「元気~」「美味しいコーヒー入れてあげるから来ない」

南区のFさんの奥様からの電話

なんだろ~ 嫌な予感!

変な仕事かな~ それともクレームかな~

すこし返事に間を開けた瞬間

「紹介だヨ~!」「来ないんならいいヨ!」

「行きます!…」

高速を飛ばして30分で到着

「わるいネ~  急がせてしまって」

「実は、近所の I さんなんだけど  石垣が崩れそうなんだよ      

石とかブロックの欠片が下に落ちてるようで…  

建築会社に何社か相談したみたいなんだけど

1000万円は楽に超えると言ったでけであまりに危険なので相手にしてくれ

ない みたいなんだ

何とかしてあげて…」

Fさんの奥さんと一緒に現地へ

階段を何段も上がった丘の上に  I さんの家が

怖い!

不規則な石が積み上げられただけの石垣 10mは、ある
 
階段のしたからだと30mは、ある
 
               


石垣には、いたるどころに亀裂や膨らみが   

コンクリートの土止めも壁から離れてる       

鉄骨とコンクリートでできたデッキも崩壊しそうだ

崩れたら 階段の下の民家は、どうなるんだろう

背筋に何かが走る  怖い!


「直江さんだけが救いの綱なんだけど~」

エ~

コーヒーなんていらない! と言いたかったけど 

「大丈夫、何とか考えてみます」

言っちゃった! 言っちゃった!作業条件が悪すぎる

隣の敷地までは、軽自動車がやっと入れる道

あとは 全て階段と崖